株式会社ネットマイルは2011年7月22日(金)~2011年7月25日(月)に、株式会社バンダイナムコゲームスが運用する、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『エコ・節電』についてのアンケート調査を実施しました。
「エコ」や「エコロジー」ということばの認知度は98.6%
「エコ」や「エコロジー」ということばを聞いたことがあるかについて質問したところ、全体の98.6%が「ある」と回答しました。ほとんどの子どもたちが「エコ」や「エコロジー」ということばを認識していました。
2010年の調査結果との比較では、大きな変化は見られませんでした。
7割以上の子どもが、エコ(環境問題)について“テレビ”や“学校の授業”で学んだと回答
「エコ」や「エコロジー」という言葉を“聞いたことがある”と回答した424名に対し、エコ(環境問題)について学んだことがあるか質問したところ、「テレビやニュースなどで知った」が全体の75.7%、「学校の授業で学んだ」が75.2%という結果になりました
性別でみると、「家族から教わった」では、男の子よりも女の子の回答が多く見られました。
また学年別でみると、学年が上がるにつれ「学校の授業で学んだ」や「テレビやニュースなどで知った」の回答が増加しており、より上の学年において、エコや環境問題に接する機会が増えるようです。
2010年の調査結果との比較では、「学校の体験学習で学んだ」や「地域活動で学んだ」の回答が昨年より減少しており、テレビやニュースで学ぶ機会がやや増えていました。
「エコ」のイメージ、1位「リサイクル」、2位「省エネ」、3位「環境保護」
「エコ」と聞いて思いつくイメージについて質問したところ、1位が「リサイクル」で91.3%、2位が「省エネ」で82.5%、3位が「環境保護」で71.0%、4位が「自然」で70.5%、5位が「明るい未来」で45.0%という結果でした。
性別でみると、「だれでも出来ること」や「家電製品」では女の子よりも男の子の回答が多くなりました。
また学年別でみると、「環境保護」において、概ね学年が上がるにつれ回答に増加傾向が見られました。
2010年の調査結果と比較してみると、「しなくてはいけないこと」や「明るい未来」といった回答が減少していました。エコが将来のための義務的なものとしてではなく、自然な流れで意識されつつあるということかもしれません。
6割以上の子どもが「買い物袋を持参している」と回答
実際にやっているエコについて質問したところ、1位が「買い物袋を持参している」で62.3%、2位が「冷暖房の温度設定に気をつけている」で57.3%、3位が「牛乳パックをリサイクル回収している」で54.2%と続きました。
性別でみると、「買い物袋を持参している」や「冷暖房の温度設定に気をつけている」では男の子よりも女の子の回答が多くなりました。
また学年別でみると、「買い物袋を持参している」では学年が上がるにつれ回答が増加し、中学生では7割近くに達しました。
2010年の調査結果と比較してみると、「冷暖房の温度設定に気をつけている」、「コンセントをマメに抜いている」、「募金している」において、昨年に比べ回答が増加していました。
もっと皆が取り組めばいいと思うエコ活動1位“電気をまめに消す”で6割以上
もっと皆が取り組んでいけばいいと思うエコ活動について質問したところ、1位は「電気をまめに消したり、少し明るさを落として省エネする」で66.0%、2位は「街や川、海などのゴミを拾ってきれいにする」で60.4%、3位は同率で、「木の苗を植えたりして緑を増やす「植林」」と「ペットボトル、牛乳パック、発砲トレーなどのリサイクル回収」で59.2%、5位は「ペットボトルのキャップを集める「エコキャップ」」で58.0%という結果でした。
性別でみると、「電気をまめに消したり、少し明るさを落として省エネする」や「木の苗を植えたりして緑を増やす「植林」」では女の子より男の子の回答が多くなりました。一方、「ペットボトル、牛乳パック、発砲トレーなどのリサイクル回収」では男の子より女の子の回答がかなり多く見られました。
2010年の調査結果と比較してみると、「電気をまめに消したり、少し明るさを落とす」、「すずしい服装で仕事をする「クールビズ」」といった回答が増加していました。
思いつくエコ製品、1位「エコバッグ」、2位「エアコン」、3位「再生紙」
思いつくエコ製品について質問したところ、1位は「エコバッグ」で74.1%、2位は「エアコン」で71.7%、3位は「再生紙」で63.0%、4位は「冷蔵庫」で57.5%、5位は「自動車」で53.5%という結果でした。
性別でみると、「エコバック」や「再生紙」では女の子よりも男の子の回答が多かった一方、「エアコン」や「自動車」では男の子よりも女の子の回答が多くなりました。
2010年の調査結果と比較してみると、「エアコン」と「蛍光電球」の回答がやや多くなりました。
節電に関するエコ活動を考えている子どもが多い
新しいエコ活動について質問をしたところ、「電球をLED電球に替える」、「朝型の生活に切り替えて、電気を使わないようにする」など節電に関する回答が多く挙げられました。震災後の電力不足の問題について、子どもたちの関心が高いことがうかがえます。
また、「緑(植物)を増やす」、「資源を無駄に使わない」、「使えるものはリサイクルする」といった回答も多くみられました。
節電している子どもが9割
節電をしているかについて質問をしたところ、全体の92.6%が「はい」と回答しました。“節電している”という回答は、いずれの学年においても9割を超えましたが、特に中学生では9割を大きく超え他の学年に比べ最も多くなりました。節電の意識は小学生や中学生にも十分浸透していると言えそうです。
「電気をこまめに消す」節電方法が1位
“節電している”と回答した398名に対し、どのような節電をしているか質問したところ、1位は「電気をこまめに消す」で85.4%、2位は「冷蔵庫の開け閉めを少なくする」で57.5%、3位は「エアコンは使わずに、扇風機やうちわやせんすを使用している」で53.8%、4位は、「使っていない電化製品のコンセントを抜く」で50.3%、5位は、「エアコンの設定温度を高めにする」で50.0%という結果でした。
性別でみると、「エアコンの設定温度を高めにする」や「テレビを見る時間を減らす」では女の子より男の子の回答が多く見られました。
また学年別でみると、「冷蔵庫の開け閉めを少なくする」や「使っていない電化製品のコンセントを抜く」では小学校高学年の回答が他の学年に比べ多くなりました。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/
調査目的 | 小中学生の『エコ・節電』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2011年7月22日(金)~2011年7月25日(月) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査 |
調査実施 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 430名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」の回答数は10名と少ないため、参考値として記録。
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の436万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に45万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
小中学生を中心に45万人以上の会員が参加する情報交換サイト。2005年11月23日にサービスを開始しました。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
株式会社ネットマイル 広報担当 : 金子
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。