株式会社ネットマイルは、2011年6月24日(金)~6月27日(月)に、株式会社バンダイナムコゲームスが運用する、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『夏休み』についてのアンケート調査を実施しました。
夏休みの1番の楽しみは「国内旅行」や「親類宅への訪問」
夏休みの予定で1番楽しみにしていることについて質問したところ、「国内旅行に行く」が全体の26.2%、「おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の家に行く」が22.5%、「海外旅行に行く」が5.1%という結果になりました。半数以上の子どもが夏休みに出かける予定があり、国内旅行や親類宅への訪問を楽しみにしていることがわかりました。
性別でみると、「国内旅行に行く」の回答は男の子が4割であったのに対し、女の子は2割台にとどまっており、女の子よりも男の子の方が国内旅行を1番の楽しみと考える子どもの割合が多くなりました。
2010年の調査結果との比較では、大きな変化はみられませんでした。
夏休みの行き先は「家族全員で相談して決める」と回答した子どもが4割近く
夏休みに「親類宅への訪問」「国内旅行」「海外旅行」の予定があると回答した232名に対し、誰が行き先を決めるかについて質問したところ、「家族全員が相談して」が全体の38.8%と最も多く、次いで「両親が相談して」が16.8%、「お母さん」が15.9%、「お父さん」が12.5%と続きました。
性別でみると、「家族全員が相談して」では男の子よりも女の子の回答が多くなりました。
また、「お父さん」「お母さん」「両親が相談して」の回答について学年別でみてみると、小学校中学年では「お父さん」、小学校高学年では「両親が相談して」、中学生では「お母さん」の回答がそれぞれ多くなっており、学年が上がるにつれ「お母さん」の決定権が強いと感じる子どもが多くなる傾向にあるようです。
2010年の調査結果との比較では、大きな変化は見られませんでした。
夏休みの行き先での滞在日数は、高学年ほど短い傾向
夏休みの行き先での滞在日数について質問したところ、「3日」が全体の19.4%と最も多く、次いで「2日」が17.7%、「1週間以上」が12.9%と続きました。
性別でみると、男の子は「2日」が3割程度と最も多く、次いで「1週間以上」が2割以上となりました。一方、女の子は「3日」が2割程度、「2日」も2割近くに達しました。
また、学年別でみると、「1週間以上」では小学校中学年の回答が小学校高学年・中学生よりも多く見られました。一方、「3日~6日」の日数では小学校高学年・中学生の回答が小学校中学年よりやや多くなりました。要因として、学年が上がるにつれ部活動や塾通い、友だちとの予定が増えることなどが考えられます。
2010年の調査結果と比較してみると「1週間以上」の回答がやや減少し、「まだ分からない」の回答が増加しました。
「お墓参りにいく」と回答した中学生が半数近く
夏休みに、“親類宅の家に行く”と回答した97名に対し、親類宅で何をするかについて質問したところ、「おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の人と遊ぶ」が全体の78.4%と際立って多く、次いで「お祭りや花火大会などのイベントに参加する」が36.1%、「お墓参りにいく」が30.9%と続きました。
性別でみると、「お墓参りにいく」では男の子よりも女の子の回答がかなり多くなりました。
また、学年別でみると、概ね学年が上がるにつれ回答が増加する傾向がみられ、とりわけ「お墓参りにいく」では小学校中学年で1割台、小学校高学年で2割台だったのに対し、中学生では一気に半数近くに達しました。
2010年の調査結果との比較では、大きな変化はみられませんでした。
どちらかといえば男の子は環境変化を求め、女の子は親類や普段会えない友だちとの再会を楽しみにしている様子
親類宅の家に行くことについてどう思うか質問したところ、「おじいちゃん、おばあちゃん、親戚に会えるのがうれしい」が全体の85.6%とかなり多く、次いで「普段住んでいる地域とは違った環境なのがうれしい」が39.2%、「せっかく家族みんなが休みなのだから、どこかへ遊びに行きたい」が24.7%と続きました。
性別でみると、「おじいちゃん、おばあちゃん、親戚と会えるのがうれしい」では男の子よりも女の子の回答がかなり多くなりました。どちらかといえば男の子は環境変化を求め、女の子は親類や普段会えない友だちとの再会を楽しみにしていることがうかがえます。
また、学年別でみると、中学生において他の学年に比べ環境変化をポジティブに捉える子どもが多いようです。
2010年の調査結果と比較では、大きな変化はみられませんでした。
夏休みの国内旅行先として、「近畿地方」や「北海道」が昨年より増加
夏休みに、“国内旅行をする”と回答した113 名に対し、その行き先について質問したところ、「関東地方」と「近畿地方」がそれぞれ全体の19.5%と最も多く、次いで「中部地方」が17.7%、「北海道」が11.5%と続きました。
2010年の調査結果と比較してみると、「関東地方」や「東北地方」の回答が減少し、「近畿地方」や「北海道」の回答が増加しました。東日本大震災の直接的影響や、節電対策が求められる中での避暑地に人気が集まっていることがうかがえます。
夏休みの海外旅行先として、「ハワイ」が半数近く、「ヨーロッパ」は昨年より大きく減少
夏休みに、“海外旅行をする”と回答した22名に対し、その行き先について質問したところ、「ハワイ」が全体の45.5%と最も多く、次いで「アジア」が36.4%、「グアム・サイパン」と「北米」が27.3%と続きました。
2010年の調査結果との比較では、「ヨーロッパ」の回答が大きく減少し、「ハワイ」の回答が増加しました。
この夏は「プールや海に行きたい・泳ぎたい」と思っている子どもが多い
「夏休みに家族としたいことについて質問したところ、「プールや海に行きたい・泳ぎたい」という回答が最も多く挙げられました。この夏の暑さに、早くも水遊びの人気が高くなっていることがうかがえます。
また、「家族みんなで旅行したい」や「どこかに行きたい、買い物に行きたい」といった“お出かけ願望”や、「花火をしたい、お祭りに行きたい」、「キャンプやバーベキューをしたい」といった“夏らしいイベントの満喫”を望む回答も多くみられました。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/
調査目的 | 小中学生の『夏休み』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2011年6月24日(金)~2011年6月27日(月) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査 |
調査実施 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 431名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」の回答数は11名と少ないため、参考値として記録。
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の435万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に45万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
小中学生を中心に45万人以上の会員が参加する情報交換サイト。2005年11月23日にサービスを開始しました。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
株式会社ネットマイル 広報担当 : 金子
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。