株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員の女子394名を対象とした『バレンタイン』についてのアンケート調査を2011年1月14日(金)・15日(土)に実施しました。
バレンタインデーは“女の子同士でチョコを贈り合ったり、家族にチョコをあげる日”
バレンタインチョコをあげる相手について質問したところ、「女の子の友達」が全体の74.1%と最も多く、次いで「お父さん」が58.9%、「兄弟」が32.2%と続きました。
学年別でみると、小学校中学年では「女の子の友達」と「お父さん」の回答がともに約6割と同程度でしたが、小学校高学年では「女の子の友達」が82.5%、「お父さん」が65.0%、中学生では「女の子の友達」が75.9%、「お父さん」が42.5%と、学年が上がるにつれ「お父さん」よりも「女の子の友達」を優先する傾向がみられます。
2010年の調査結果と比較してみると、「お父さん」「兄弟」「お母さん」の回答が増加した一方、「片思いの人」の回答は減少しました。バレンタインデーは、ただ“本命の人にチョコをあげる日”ではなく、日ごろの感謝を込めて“女の子同士でチョコを贈り合って楽しんだり、家族にチョコをあげる日”と認識されているようです。
小学校高学年の3割以上、中学生の約半数が【友チョコ】を「11個以上」用意すると回答
バレンタインチョコをあげると回答した女の子に、チョコレートをいくつ用意するか質問したところ、【本命チョコ】は、いずれの学年においても「1~2個」の回答が最も多くなりました。また【友チョコ】は、学年が上がるにつれ個数が増加し、小学校高学年の3割以上、中学生の約半数が「11個以上」という結果になりました。学年が上がるにつれ、【友チョコ】ブームが浸透している様子がうかがえます。
バレンタインチョコは「手作り」が圧倒的多数
チョコレートを手作りするか、お店で買うかについて質問したところ、【本命チョコ】、【義理チョコ】、【友チョコ】のいずれも「手作り」が「お店で買う」を上回り、圧倒的に多くなりました。
【本命チョコ】、【義理チョコ】、【友チョコ】とさまざまな種類のチョコレートを、「手作り」で複数個用意するのが主流になっているようです。
チョコレート(材料含む)の調達先は「スーパー」が8割近く
チョコレート(材料含む)をどこで買うかについて質問したところ、「スーパー」が全体の76.5%と最も多く、次いで「100円ショップ」が30.0%、「デパート」が28.4%と続きました。バレンタインチョコを“手作りする”女の子にとっても、“買う”女の子にとっても、「スーパー」は豊富な品揃えで重宝されていると推測されます。また、たくさんのチョコレートを用意する時に、「100円ショップ」の手頃な価格は魅力的なようです。
【友チョコ】1人分の予算は「100~299円」が優勢
1人分のチョコレートの予算について質問したところ、【本命チョコ】は「100~299円」と「300~499円」が同程度。また【義理チョコ】は「100~299円」が「300~499円」より若干多くなりました。さらに【友チョコ】では「100~299円」が優勢でした。複数個用意する【友チョコ】は、1人分の予算が低めに設定されているようです。
2010年の調査結果と比較してみると、低価格帯の回答が若干増えており、予算はやや減額しており、デフレ傾向がうかがえます。
本命の人には、約4割の女の子がチョコレートに「手紙・メッセージカード」を添える
本命の人にバレンタインチョコをあげると回答した女の子に、チョコレート以外にあげるものがあるかについて質問したところ、「手紙・メッセージカード」が全体の37.3%を占めています。また中学生のみ「メール」が1割を超えました。本命の相手には、チョコレートにメッセージを添えるのが定番のようです。
ホワイトデーのお返しに、金額的に過度な期待を寄せる女の子は多くない。
ホワイトデーのお返しとして、期待予算について質問したところ、「金額にこだわらない」が全体の43.5%と最も多く、次いで「自分であげたものと同じくらいの金額のもの」が25.1%と続きました。
ホワイトデーのお返しに、金額的に過度な期待を慎む現実的な気風が、現代の女の子たちに浸透しているようです。
【逆チョコ】をもらったことがある女の子は、小学校低学年で3割を大きく超え最多
【逆チョコ】をもらったことがあるか質問したところ、「【逆チョコ】を知っていたが、男性からチョコをもらったことはない」が全体の65.2%と圧倒的に多く、次いで「【逆チョコ】」を知っていて、男性からチョコをもらったことがある」が14.7%と続き、【逆チョコ】の認知度は全体で、約8割という結果になりました。
学年別でみると、認知度が最も高かったのは中学生で、9割近くに達しました。一方で、【逆チョコ】の認知を問わず【逆チョコ】をもらったことがある女の子は、小学校低学年で最も多く、3割を超えました。
2010年の調査結果と比較してみると、【逆チョコ】の認知度は上昇傾向にありますが、実際にもらう女の子は依然として少なく、男性からの【逆チョコ】が一般化するにはもう少し時間がかかりそうです。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/
調査目的 | 女子小中学生の『バレンタイン』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2011年1月14日(金)~2011年1月15日(土) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査 |
調査実施 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 394名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」の回答数は18名と少ないため、参考値として記録。
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の約428万人(2010年12月末現在)にも上る累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に43万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
小中学生を中心に43万人以上の会員が参加する情報交換サイト。2005年11月23日にサービスを開始しました。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
株式会社ネットマイル 広報担当 : 金子
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