2010年11月11日
株式会社ネットマイル

ネットマイル、『ライフスタイル年代比較』についてのアンケート調査実施

20代・30代の中国人男女を対象に調査、若者の価値観に日本と大きな差異

株式会社ネットマイルは、2010年9月22日から9月27日にかけて、中国人(92dp.com会員)を対象とした『ライフスタイル』についてのアンケート調査を実施しました。

回答の結果から、この先お金や時間をかけたいことは、“お金を得ること”や“家族を大切にすること”などを重視しており、高い消費意欲の中心は“25歳~34歳”であることがわかりました。
また、世代のイメージでは、20代は“個性的で、自分の考えがあり、自己主張できる”、50代・60代は“忍耐力があり、慎重”という印象を持っているようです。

日本と中国の調査結果を比較してみると、全体的に中国の回答率の方がかなり高くなっており、質問に対する反応からもエネルギッシュな姿勢がうかがえました。

アンケート結果詳細
  • 「好きなことを仕事にしたい」が1位

    「仕事に対する考え方で、あなたの考えに近いものはどれですか?」という質問をおこなった。

    年齢層ごとにみてみると、いずれも1位は「好きなことを仕事にしたい」であったが、年齢層が上がるにつれ回答率が低下しており、「20-24歳」では6割近くに達した一方、「35-39歳」では半数に届かなかった。また「よい上司に恵まれたい」では「20-24歳」「25-29歳」の回答率がともに半数近くに達したのに対し、「30-34歳」「35-39歳」の回答率は4割程度となっており、“20代”“30代”で回答率に差が見られた。さらに「楽にお金をもうけたい」や「夢のある仕事がしたい」では「35-39歳」の回答率が他に比べ低かった。

    2010年2月にネットマイルで実施した日本向けの同様の調査では、「20-24歳」では1位が「よい上司に恵まれたい」58.0%、2位が「好きなことを仕事にしたい」53.0%、3位が「手に職をつけたい」41.0%、4位が「仕事とプライベートは別のものと割り切りたい」37.0%、5位が「こつこつがんばりたい」36.0%という結果であった。

    「20-24歳」における日本と中国の結果を比較してみると、「よい上司に恵まれたい」では中国よりも日本、一方「こつこつがんばりたい」では日本よりも中国の回答率が高かった。また「仕事で自分の力を試したい」は中国のみ、「仕事とプライベートは別のものと割り切りたい」では日本のみ上位に挙げられた。

    日本の「20-24歳」が、どちらかといえば、恵まれた環境を望み、仕事とプライベートをきっちり分けることを理想としているのに対し、中国の「20-24歳」は、どちらかといえば、こつこつ頑張って、自分の力を発揮していきたいと考えているようで、仕事に対するハングリーさに温度差が感じられる結果であった。

  • “お金を得ること”や“家族を大切にすること”などを重視

    「あなたはこの先、何に対してお金や時間をかけたいと思いますか?」という質問をおこなった。

    年齢層ごとにみてみると、いずれも「同居している家族との絆」「財テク・投資」「親、祖父母のための世話や援助」が上位に挙げられており、“お金を得ること”や“家族を大切にすること”などを重視していきたいと考える人が多いようだ。また「親、祖父母のための世話や援助」「友人との交流」「ファッション」「貯蓄」「美容」といった項目において、「35-39歳」の回答率が他に比べ低くなっており、高い消費意欲の中心層は“25歳~34歳”であることがわかった。

    2010年2月にネットマイルで実施した日本向けの同様の調査では、「20歳-24歳」では1位が「貯蓄」55.0%、2位が「旅行、レジャー」、「娯楽、イベント」ともに42.0%、4位が「ファッション」36.0%、5位が「音楽、映像」35.5%と続いた。

    「20-24歳」における日本と中国の結果を比較してみると、日本は「貯蓄」、中国は「財テク・投資」と、いずれも“お金”に関することが1位という結果だったが、日本の「20-24歳」が、どちらかといえば、手堅くお金を貯めるという発想であるのに対し、中国の「20-24歳」は、どちらかといえば、積極的に利殖に励みお金を増やしていこうという意向のようだ。また日本では、趣味・娯楽・遊興的な項目、一方中国では、家族・友人との結びつきが上位に挙げられており、日本と中国の「20-24歳」の価値観に大きな差異が見られる結果であった。

  • 20代は、“個性的で、自分の考えがあり、自己主張できる”というイメージ

    「あなたは、“20代”の人たちについて、どのようなイメージを持っていますか?」と言う質問をおこなった。

    年齢層ごとにみてみると、いずれも“20代”に対しては“個性的で、自分の考えがあり、自己主張できる”というイメージが強くあるようだ。また「マイペース」「自己中心的、わがまま」「がさつ」といったネガティブな項目において、「35-39歳」の回答率が他に比べかなり高くなっており、“30代後半”から見る“20代”のイメージはなかなか手厳しいと言えそうだ。

    2010年2月にネットマイルで実施した日本向けの同様の調査では、「20-24歳」による“20代”のイメージでは1位が「精神的にもろい」44.5%、2位が「ルールやマナーを守らない」40.0%、3位が「面倒くさがり」38.0%、4位が「元気」37.5%、5位が「人付き合いが浅い」36.5%という結果であった。

    「20-24歳」における日本と中国の結果を比較してみると、日本の「20-24歳」が挙げた“20代”のイメージにはネガティブな項目が多く、中国に比べると日本の“20代”は“明るくて元気だが、マイペースでわがままで品がない”と自分たちの世代を評価している。一方で中国の「20-24歳」ではポジティブな項目が多く並んだ。

    日本の「20-24歳」が、どちらかといえば、自分たちの世代を自省的・批判的に見ている一方で、中国の「20-24歳」は、どちらかといえば、肯定的・友好的に捉えており、その点からも中国の「20-24歳」の精神的な活力が垣間見える結果であった。

    ※日本向けの調査では、「政治に対する興味・関心が低い」「社会に対する興味・関心が低い」「日本文化に対する興味・関心が低い」「外国文化に対する興味・関心が低い」という4項目が含まれていたが、ここでは中国向け調査との比較のため当該4項目は参考値扱いとした。

    ※選択肢について、日本向けの調査では「包容力がある」、中国向けの調査では「寛容」という表現で調査した。

  • 50代・60代は、“忍耐力があり、慎重”というイメージ

    続けて、「あなたは、“50代・60代”の人たちについて、どのようなイメージを持っていますか?」という質問をおこなった。

    年齢層ごとにみてみると、いずれも“50代・60代”に対しては“忍耐力があり、慎重”というイメージが強くあるようだ。また「寛容」「がんばりや」といったポジティブな項目で年代が上がるにつれ回答率が高くなっており、「35-39歳」では6割を超える結果であった。

    2010年2月にネットマイルで実施した日本向けの同様の調査では、「20-24歳」による“50代・60代”のイメージでは1位が「こだわりが強い」40.0%、2位が「自分の考えを持っている」33.5%、3位が「忍耐力がある」32.0%、4位が「細かいことを気にする」29.5%、5位が「包容力がある」26.5%という結果であった。

    「20-24歳」における日本と中国の結果を比較してみると、日本の「20-24歳」の“50代・60代”に対するイメージでは、“包容力があって面倒見は良いが、細かくて計画的で身勝手な面がある”という評価をしている。また日本の回答率は中国に比べると全体的に低めであったが、日本の「20-24歳」も中国の「20-24歳」も“50代・60代”に対し、“忍耐力があり、おおらか”というイメージは共通して持っているようだ。

    ※日本向けの調査では、「政治に対する興味・関心が低い」「社会に対する興味・関心が低い」「日本文化に対する興味・関心が低い」「外国文化に対する興味・関心が低い」という4項目が含まれていたが、ここでは中国向け調査との比較のため当該4項目は参考値扱いとした。

    ※選択肢について、日本向けの調査では「包容力がある」、中国向けの調査では「寛容」という表現で調査した。

アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/index.html

アンケート結果概要
調査タイトル ライフスタイル年代比較についてのアンケート
調査手法 インターネットリサーチ(92dp.com会員による回答)
調査票種別 Chinaリサーチ
実施期間 2010/9/22 10:12 ~ 2010/9/27 15:21
回答モニター数 893名
内訳
  • 性別:「男性」57.4%、「女性」42.6%
  • 年代:「20-24歳」35.3%、「25-29歳」40.0%、「30-35歳」15.0%、「35-39歳」9.7%
  • 婚姻:「未婚」69.4%、「既婚」30.6%
  • 地域:「広東省」13.0%、「上海市」10.6%、「北京市」9.0%、「山東省」8.6%、「江蘇省」7.6%、「浙江省」6.8%、「遼寧省」5.3%、「河北省」4.6%、「四川省」4.3%、「河南省」4.1%など
株式会社ネットマイルについてhttp://biz.netmile.co.jp/

インターネット市場における共通ポイントプログラム「ネットマイル」と、ネットマイル会員を活用した大規模ネットリサーチを運営。2001年4月サービス開始。ネットマイルの累計加盟サイト数1,100サイト、累計登録会員数約427万人(2010年10月末現在)の規模は、日本最大級。

「ネットマイルリサーチ」についてhttp://research.netmile.co.jp/

株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の427万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。

社名 株式会社ネットマイル
代表取締役CEO 畑野 仁一
所在地 〒102-0083 東京都千代田区麹町2-4 麹町鶴屋八幡ビル8F
事業内容
  • インターネット市場におけるユニバーサルポイントプログラム「ネットマイル」のサービスを運営
  • ネットマイル会員を活用した、大規模ネットリサーチの運営
サービスサイト http://www.netmile.co.jp/

■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先

株式会社ネットマイル 広報担当 : 金子

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URL: http://www.netmile.co.jp/

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