ネットマイルのプレスリリース

ネットマイル、『食』についてのアンケート調査実施

食生活に対する満足度は下降傾向、全体の約5割が「外食の回数が減った」

株式会社ネットマイルは、2010年9月10日（金）、インターネット上の共通ポイントサービス「ネットマイル」の登録会員を対象に『食』についてのアンケート調査を実施しました。

回答の結果から、食をめぐる問題に対する女性の関心が、「食品の安全性」から「日本の食料自給率の低さ」へシフトしていることが伺えました。また、日頃の食生活に気をつかう人は減少傾向にあり、その理由として、食生活に気をつかわない割り切り型の男性とコスト面で二の足を踏む女性といった構造が見えてきました。

さらに、経済不況による食生活への影響を感じ始めている人が徐々に増えている兆しもあり、その対策として「20代」において“家庭での食事”と“お弁当持参”が増加していることがわかりました。

■調査結果詳細（一部抜粋）

• 女性の関心は「食品の安全性」から「日本の食料自給率の低さ」へシフト

  「食をめぐる問題の中であなたが最も気になるものは何ですか？」という質問をおこなった。

  全体では、「日本の食料自給率の低さ」の回答率が36.7％と最も高く、次いで「食品の安全性」が22.0％と続き、その他の項目は1割に満たなかった。

  男女で比較してみると、「日本の食料自給率の低さ」では男性よりも女性、「肥満や生活習慣病の増加」、「食料資源の浪費」では女性よりも男性の回答率が若干高かった。

  2008年頃に表出した幾つかの食品偽装問題等で関心が高まったと思われる“食の安全性”という問題から、原油価格急騰による食品輸送コストの増大や今夏の異常気象の影響等により取り沙汰される“食料自給率”の問題に、女性の関心がシフトしていることが推察される。

• 「20代」において“家庭での食事”と“お弁当持参”が増加

  「長引く経済不況によりあなたの食生活は変化しましたか？」という質問に、「変化した」あるいは「やや変化した」と回答した212名に対し、「あなたの食生活は、長引く経済不況によりどのように変化しましたか？」という質問をおこなった。

  全体では、「外食の回数が減った」の回答率が49.1％と最も高く、次いで「家庭での食事が増えた」が48.6％、「外食は低価格のお店を選ぶようになった」が32.5％と続いた。

  男女で比較してみると、「食品の保存方法などを工夫するようになった」「もったいないと思うことが多くなった」「外食の回数が減った」「お弁当を作ることが増えた」といった項目で、男性よりも女性の回答率が高かった。一方、「ビールより発泡酒・第三のビールを買うことが多くなった」では女性よりも男性の回答率がやや高かった。

  また、年代で比較してみると、「家庭での食事が増えた」や「お弁当を作ることが増えた」では「20代」、「外食は低価格のお店を選ぶようになった」では「50代」、「食品の保存方法などを工夫するようになった」では「60代以上」の回答率が他に比べ高かった。

• 食生活に対する満足度は下降気味

  「あなたの現状の食生活における満足度はどの程度ですか？」という質問をおこなった。

  全体では、「満足」6.7％と「まあ満足」42.0％をあわせた“満足”の回答率が48.7％、「どちらともいえない」が37.1％、「やや不満」11.5％と「不満」2.7％をあわせた“不満”が14.2％という結果であった。

  年代で比較してみると、“満足”の回答率は「10代」が54.0％、「20代」が50.0％、「30代」が43.0％、「40代」が40.0％、「50代」が43.0％、「60代以上」が62.0％と、「60代以上」の6割以上が現状の食生活に満足していると回答した一方、「30代」「40代」「50代」の満足度は4割程度と低めであった。

  2009年2月、2009年9月にネットマイルで実施した同様の調査と比較してみると、“満足”の回答率は2009年2月の6割台から2009年9月には5割台、今回調査では4割台と徐々に減少しており、食生活に対する満足度は下降気味であると言えそうだ。

アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/index.html

■アンケート調査概要