小・中学生を対象に『食生活』についてアンケート調査
「毎日3食」は9割以上、「おやつを食べる」子どもも約9割
株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、2010年8月20日(金)~8月23日(月)に、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『食生活』についてのアンケート調査を実施しました。
■アンケート結果特徴
- 「毎日3食(朝、昼、夜)食べている」と回答した子どもが9割以上。朝食を食べない子どもはほとんどいない様子。
- 朝食のメインは1位「パン」、2位「お米」。男の子は「お米」、女の子は「パン」が多い。
- 朝、昼、夜の食事以外に「おやつを食べる」子どもが9割近く。昨年より増加の傾向に。
- 一緒に食事をする相手上位3位は、1位「お母さん」、2位「兄弟姉妹」、3位「お父さん」。
- 9割以上の子どもが、食卓には「お母さんやお父さんが作った料理」が並ぶと回答。一方、「スーパーなどのお惣菜」や「レンジでチンするものやお湯をいれるもの」など手軽な食事も増加している。
- 食事時のお手伝い上位3位は「食べ終わった食器を流しに運ぶ」、「お皿やお箸を並べる」、「食卓に料理を運ぶ」。
- 外食頻度が月に1~2回と回答した子どもが半数近くに達する。
- 普段の食卓に並ぶ食材トップ3は、「お米」「野菜」「肉」。バランスのとれた食事を取っている様子。
- 家の食事について、メニューや食事中の雰囲気に関してやや不満がある。
■アンケート結果詳細
「毎日3食しっかり」、朝食を食べない子どもはほとんどいない様子
毎日の食生活について質問したところ、「毎日3食(朝、昼、夜)食べている」が全体の93.5%に達し、9割以上の子どもが毎日3食取っていることが分かりました。
2009年の調査結果と比較してみると、「昼、夜だけ食べている」の回答がわずかに減少し、「毎日3食(朝、昼、夜)食べている」が微増。朝食を食べない子どもはほとんどいないという結果になりました。
朝食のメインは1位「パン」、2位「お米」。男の子は「お米」、女の子は「パン」が多い
朝食のメインについて質問したところ、「パン」が全体の67.7%、「お米」が60.9%となりました。
性別でみると、男の子は「お米」派、女の子は「パン」派が多いことが分かりました。
また学年別でみると、学年が上がるにつれ「パン」の回答が増加しており、中学生では7割を大きく超える結果になりました。さらに2009年の調査結果と比較してみると、「パン」の回答が昨年より増加し、「パン」と「お米」の順位が逆転していました。朝食に「パン」を食べる子どもが増加傾向にあります。
朝、昼、夜の食事以外に「おやつを食べる」と回答した子どもが約9割
間食の状況については、「おやつを食べる」が全体の86.0%に達し、約9割の子どもが朝、昼、夜の食事以外に間食を摂っていることが分かりました。
また2009年の調査結果と比較してみると、「おやつを食べる」という回答数は増加していました。
一緒に食事をする相手上位3位は、「お母さん」、「兄弟姉妹」、「お父さん」
家での食事は誰と一緒に食べることが多いかについて質問したところ、1位「お母さん」が81.8%、2位「兄弟姉妹」が65.9%、3位「お父さん」が50.6%と続き、「お父さん」よりも「お母さん」と一緒にご飯を食べる子どもが多い結果となりました。学年別でみると、小学校中学年、小学校高学年において「お母さん」の回答が8割を大きく超えました。食事時に「お父さん」が揃わないことが多い様子がうかがえます。
“スーパーなどのお惣菜”や“レンジでチンするものやお湯を入れるもの”など手軽な食事が増加
家での食事について聞いてみたところ、「お母さんやお父さんが作った料理」が全体の93.5%と圧倒的に多く、次いで「スーパーなどで買ってきたおかずやお弁当」が19.4%、「いつでも手軽に食べられる料理(レンジでチンするものや、お湯を使うもの)」が17.1%と続きました。
性別でみると、「いつでも手軽に食べられる料理(レンジでチンするものや、お湯を使うもの)」や「外食をする」といった項目で、女の子よりも男の子の回答数が多くなっています。
2009年の調査結果と比較してみると、「スーパーなどで買ってきたおかずやお弁当」や「いつでも手軽に食べられる料理(レンジでチンするものや、お湯を使うもの)」といった回答数がやや増加しました。
食事時のお手伝い上位3位は、「食べ終わった食器を流しに運ぶ」、「お皿やお箸を並べる」、「食卓に料理を運ぶ」
食事時にどのようなお手伝いをするかについて質問したところ、1位「食べ終わった食器を流しに運ぶ」で63.7%、2位「お皿やお箸を並べる」で63.1%、3位は「食卓に料理をはこぶ」で61.2%、次いで「お米をとぐ」、「包丁を使ったお手伝い(肉や野菜などを切る)」と続きました。
性別でみると、全体的に男の子よりも女の子の回答数が多く、とりわけ「食卓に料理を運ぶ」や「食べ終わった食器を流しに運ぶ」では男女の回答差が目立ちました。お手伝いの習慣は男の子よりも女の子に多いと言えそうです。
外食頻度が月に1~2回と回答した子どもが半数近く
外食状況(ファストフード店含む)について質問したところ、「月に1回くらい行く」が全体の27.8%と最も多く、次いで「2週間に1回くらい行く」が21.6%と続き、半数近くの子どもが月に1~2回程度外食をしていることが分かりました。学年別でみると、月に1~2回程度の外食は小学校高学年では、半数を超えるまでに増え、他の学年に比べ多くなっています。
普段の食卓に並ぶ食材トップ3は、「お米」「野菜」「肉」、バランスのとれた食事を取っている様子
普段の食卓に並ぶ食材について質問したところ、「お米」が全体の90.2%と最も多く、次いで「野菜」が88.2%、「肉」が81.8%と続きました。日頃から栄養バランスを考えた食事を取っていることが伺えます。
性別でみると、「卵」や「パン類」において男の子より女の子の回答数が多くなっていました。
メニューや食事中の雰囲気に関してやや不満
家での食事について不満な点を聞いたところ、「嫌いな食べ物が出る」や「特定の食材に偏っている」といった好き嫌いの問題やメニューに関する意見が多く見られたほか、「家族の会話が少ない」など食事中の雰囲気に関する要望まで、さまざまな意見が挙げられました。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/index.html
■アンケート調査概要
調査目的 | 小中学生の『食生活』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2010年8月20日(金)~2010年8月23日(月) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査 |
調査実施 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 490名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」の回答数は12名と少ないため、参考値として記録。
■「ネットマイルリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の400万人にも上る累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
■「キッズリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に43万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
■「サークルリンク」とは http://link.channel.or.jp/
小中学生を中心に43万人以上の会員が参加する情報交換サイト。2005年11月23日にサービスを開始しました。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。