ネットマイルのプレスリリース

ネットマイル、『電子書籍の現状と今後』についてのアンケート調査実施

電子書籍の利用経験者は約1割、利用したくない理由は「目が疲れそう」だから

株式会社ネットマイルは、2010年7月16日（金）から7月17日（土）にかけて、インターネット上の共通ポイントサービス「ネットマイル」の登録会員を対象に『電子書籍の現状と今後』についてのアンケート調査を実施しました。

回答の結果から、アンケート回答者5,842名における“電子書籍利用経験あり”は全体の1割以上、また男女の比較では、女性よりも男性において電子書籍の利用意向が高まっていることがわかりました。一方で、電子書籍を利用したいと思わない理由としては、「目が疲れそう」「電子書籍を利用する必然性を感じない」「大切な本は紙書籍で本棚に保管しておきたい」といった回答が上位に挙げられており、今後の電子書籍の浸透には電子書籍ならではの特長を強化する必要があると言えそうです。

さらに、“電子書籍を利用したことがある”と回答した500名において、電子書籍の魅力について聞いてみたところ、上位3位は、「本の置き場所に困らない」「読みたいときに読みたい本をすぐに入手することができる」「入手に時間がかからない」となり、“保管場所が不要”“即時利用が可能”といった点が重宝がられていることが推測されます。

■調査結果詳細（一部抜粋）

• 電子書籍を利用したいと思わない理由上位3位は「目が疲れそう」「電子書籍を利用する必然性を感じない」「大切な本は紙書籍で本棚に保管しておきたい」

  「あなたは電子書籍を利用したいと思いますか？」という質問に「電子書籍を利用したいとは思わない」と回答した1,903名に対し、「あなたが、電子書籍を利用したいと思わない最たる理由は何ですか？」という質問をおこなった。

  全体では、「目が疲れそう」の回答率が29.3％と最も高く、次いで「電子書籍を利用する必然性を感じない」が21.0％、「大切な本は紙書籍で本棚に保管しておきたい」が13.7％と続いた。

  年代で比較してみると、「目が疲れそう」では「30代」で他に比べ回答率が高く3割を大きく超える結果であった。また「電子書籍を利用する必然性を感じない」では概ね年代が上がるにつれ回答率が増加した。

  さらに、月の読書量で比較してみると、「大切な本は紙書籍で本棚に保管しておきたい」では“読書量が月5冊以上”において他に比べ回答率が高く2割近くに達した。一方、「目が疲れそう」では“読書量が月1冊以下”において他に比べ回答率が高く3割を超えた。

• 電子書籍の魅力上位3位、「本の置き場所に困らない」「読みたいときに読みたい本をすぐに入手することができる」「入手に時間がかからない」

  “電子書籍を利用したことがある”と回答した500名に対し、「あなたは電子書籍のどのような点に最も魅力を感じていますか？」という質問をおこなった。

  全体では、「本の置き場所に困らない」の回答率が31.6％と最も高く、次いで「読みたいときに読みたい本をすぐに入手することができる」が19.4％、「入手に時間がかからない」が13.4％と続いた。

  男女で比較してみると、「読みたいときに読みたい本をすぐに入手することができる」では男性よりも女性の回答率が高かった。

  また、年代で比較してみると、「本の置き場所に困らない」では「30代」「40代」、一方「読みたいときに読みたい本をすぐに入手することができる」では「20代以下」と「50代以上」で他に比べ回答率が高いという結果であった。

アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/index.html

■アンケート調査概要