小・中学生を対象に『携帯電話』についてアンケート調査
携帯電話の個人所有率は27%、持つきっかけ1位は「防犯のため」
使用している(使用したい)コンテンツは、男の子は「ゲーム」、女の子は「待ち受け画面」
株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、2010年2月10日(水)~14日(日)の5日間、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『携帯電話』についてのアンケート調査を実施しました。
※昨年と同じ内容のアンケート調査を行っているため、昨年度データも比較対象として表示しています。
■アンケート結果特徴
- 携帯電話の個人所有率は全体で27%。中学生になると3割以上が「自分専用の携帯電話」を所有。
- 「docomo」と「KDDI(au)」は女の子、「SoftBank」は男の子の所有率が高め。
- 携帯電話を持ったきっかけ1位は、「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」で4割近く。
防犯を意識した回答が昨年に比べ一気に増加。 - 携帯電話を持ち歩くのは、「友達だけで出かけるとき」や「友達の家に行くとき」が6割以上と多め。
また、学年が上がるにつれ、親に言われなくても携帯電話を持ち歩くようになる。 - 携帯電話の使用場面1位は「誰かと待ち合わせをしているとき」で7割以上。
- よく使用する携帯電話の内蔵機能は、男の子は「ゲーム」、女の子は「カメラ」「時計」「音楽プレーヤー」。
- 通話やメールの相手は「学校の友達」や「親」が8割以上。
- 使用している(使用したい)コンテンツは、男の子は「ゲーム」、女の子は「待ち受け画面」や「デコレーションメール」と好みの差がはっきり。
■アンケート結果詳細
携帯電話の個人所有率は27%
携帯電話の所有状況について質問したところ、「携帯電話を持っていないが、持ちたいと思っている」が54.1%と全体の半数を超え、次いで「自分専用のものを持っている」が27.0%という順になりました。
性別でみると、「携帯電話を持っていないが、持ちたいと思っている」では男の子が47.9%、一方女の子が56.8%となり、男の子よりも女の子の方が携帯電話を持ちたいという意向が強いことがわかりました。
また、学年別でみると、「自分専用のものを持っている」の回答が学年が上がるにつれ増え、小学校中学年・高学年は2割台でしたが、中学生は3割を大きく超えました。
「docomo」と「KDDI(au)」は女の子、「SoftBank」は男の子の所有率が高め
所有している携帯電話のキャリアでは、「docomo」が全体の44.2%と最も多く、「KDDI(au)」が31.5%、「SoftBank」が22.7%と続きました。
性別でみると、女の子は「docomo」と「KDDI(au)」、男の子は「SoftBank」の所有率が高くなっていました。
また、2009年の調査との比較では、「KDDI(au)」のみ回答数が若干増加しました。
携帯電話を持ったきっかけの1位は、「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」が4割近く
携帯電話を持ったきっかけについて質問したところ、「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」が全体の38.1%と最も多く、次いで「塾や習い事を始めるようになってから」が27.1%となりました。
性別でみると、女の子は「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」や「塾や習い事を始めるようになってから」、一方男の子は女の子に比べ、「周りの友達が持つようになったから」の回答が多くなりました。
また、学年別でみると、「周りの友達が持つようになったから」が学年が上がるにつれて増加傾向にあり、友達との話題の共有や比較を意識する様子がうかがえます。
2009年の調査と比較してみると、「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」の回答が一気に増えており、防犯に対する意識が一層高まっているようです。
学年が上がるにつれ、親に言われなくても携帯電話を持ち歩くようになる
携帯電話を持って行く場面について質問したところ、「友達だけで出かけるとき」が全体の63.8%、次いで「友達の家に行くとき」が60.5%、「塾や習いごとに行くとき」が53.1%と続きました。
学年別でみると、「親に“持っていきなさい”と言われたとき」の回答が、学年が上がるにつれ大きく減少しており、親に言われなくても持ち歩くようになる様子が伝わってきます。
携帯電話の使用場面1位は「誰かと待ち合わせをしているとき」で7割以上
携帯電話の使用場面について質問したところ、「誰かと待ち合わせをしているとき」で全体の72.5%。待ち合わせに携帯電話は不可欠なようです。以下、「自宅にいるとき」が53.9%、「友達と遊んでいるとき」が52.7%と続きます。
学年別でみると、「自宅にいる時」の回答は学年が上がるにつれ、また性別では女の子の方が多くなっています。
よく使用する携帯電話内蔵機能、男の子は「ゲーム」、女の子は「カメラ」「時計」「音楽プレーヤー」
携帯電話の内蔵機能の使い道について質問したところ、「メール」が全体の89.3%、「通話」84.5%とともに8割を大きく超えたほか、「カメラ」も69.2%と7割近くに達しました。
性別でみると、男の子は「ゲーム」、女の子は「カメラ」「スケジュール・時計(アラーム)」「音楽プレーヤー」の回答が多くなりました。
また、学年別でみると、「ゲーム」と答える割合は学年が上がるにつれて少なくなっていました。
通話やメールの相手は「学校の友達」や「親」が8割以上
通話やメールの相手について質問したところ、「学校の友達」が全体の86.1%と最も多く、次いで「親」が85.7%。
学年別でみると、「学校の友達」「学校以外の友達」の回答を選択する割合が学年が上がるにつれて増えており、交友関係の広がりがうかがえます。また、小学校中学年と、小学校高学年・中学校では、「学校の友達」と「親」の回答割合が逆転し、生活環境の変化を表しています。
コンテンツは「待ち受け画面」「デコレーションメール」が人気、男の子は「ゲーム」がトップ!
使用している(使用したい)コンテンツについて質問したところ、「待ち受け画面」が全体の75.4%と最も多く、「デコレーションメール」が58.9%、「着メロ」が58.5%と続きました。
性別でみると、男の子は「ゲーム」という回答が84.0%で圧倒的人気。女の子は「待ち受け画面」や「デコレーションメール」の回答が多く見られました。女の子は男の子に比べ、携帯電話の機能面でも自分らしさを表現したい傾向が強いのかもしれません。
有料コンテンツの使用は「着メロ」「着うた」「デコレーションメール」など
使用中の(使用したい)コンテンツの中で有料のものについて質問したところ、「着メロ」が全体の24.6%、次いで「着うた」と「デコレーションメール」がともに23.1%となりました。
性別でみると、男の子はやはり「ゲーム」が半数近くを占め、女の子は「デコレーションメール」や「待ち受け画面」の回答が多く見られました。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/
■アンケート調査概要
調査目的 | 小中学生の『携帯電話』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2010年2月10日(水)~2010年2月14日(日) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査 |
調査実施 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 560名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」の回答数は28名と少ないため、参考値として記録。
■「ネットマイルリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の400万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
■「キッズリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に42万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
■「サークルリンク」とは http://link.channel.or.jp/
小中学生を中心に42万人以上の会員が参加する情報交換サイト。2005年11月23日にサービスを開始しました。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。