小・中学生を対象に『コンビニ利用』についてアンケート調査
3割以上が週1回以上コンビニを利用し、7割以上が1回に500円以下のお買い物
株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、2009年9月10日(木)~9月14日(月)に、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『コンビニ利用』についてのアンケート調査を実施しました。
■アンケート結果特徴
- 3割以上の子どもが、週1回以上コンビニを利用。但し2008年の調査結果との比較では、利用頻度は減少傾向に。
- 「家の近く」のコンビニに行く子どもが7割近く。また、「学校の近く」のコンビニを利用するのは男の子よりも女の子に多い。
- コンビニ利用は、「休日」が6割近く、「遊んでいる時」が3割以上、「放課後」が3割近く。中学生の学校帰り・塾帰りのコンビニ利用頻度が高め。
- コンビニに一緒に行く相手は、男の子は「友だち」、女の子は「母親」が多い。
- コンビニ利用の目的1位は「お菓子を買いに」で8割近く。また、中学生になると利用目的が多様化する様子。
- 7割以上の子どもが、一回の利用代金は500円以下。女の子の方が一回の利用代が高め。
■アンケート結果詳細
3割以上の子どもが週1回以上コンビニを利用
普段のコンビニ利用頻度について全体の3割以上が週1回以上コンビニを利用しているという結果になりました。性別でみると男の子、学年別でみると中学生において、回答が4割以上と他に比べやや多くなっていました。学年が上がるにつれ、行動範囲が広がったり、お小遣いが増えたり、といった生活面での変化に伴う影響が出ていると言えるかもしれません。全体では、「2週に1回くらい行く」が全体の24.5%と最も多く、次いで「週に1~2回くらい」が21.2%、「月に1回くらい」が18.8%と続きました。
2008年の調査結果との比較では、「2週に1回くらい行く」の回答がやや増加した一方で、「週に1~2回くらい」の回答が若干減少しており、全体的にコンビニ利用頻度は減少傾向にあることがうかがえました。
よく行くコンビニは「セブン-イレブン」
最もよく行くコンビニについて質問したところ、「セブン-イレブン」が全体の41.6%。次いで「ローソン」が21.0%、「ファミリーマート」が19.0%と続きます。
性別でみると、「ファミリーマート」や「ミニストップ」では、男の子より女の子の回答が若干多くなっていました。
「家の近く」のコンビニに行く子どもが7割近く
よく行くコンビニの場所について聞いたところ、「家の近く」が全体の68.6%と圧倒的に多いことがわかりました。
また、性別でみると、「学校の近く」では男の子が3.8%だった一方で、女の子は12.0%と1割を超えていました。
2008年の調査と比較してみると、「学校の近く」の回答が若干減少した一方で、「家の近く」の回答がやや増加しました。
コンビニ利用は、「休日」が6割近く、「遊んでいる時」が3割以上、「放課後」が3割近く
いつコンビニに行っているのか聞いてみたところ、「休日」が全体の56.7%を占め、次いで「遊んでいる時」が31.2%、「放課後」が26.6%と続きました。特に「遊んでいる時」では、性別でみると男の子、学年別でみると小学校高学年と中学生の回答が他に比べ多く見られました。また、「放課後」では、中学生の回答が3割を大きく超え、「塾や習い事から帰る時」では、学年別でも中学生の回答が他に比べ若干多くなっていることから、中学生になると、学校帰り・塾帰りにコンビニへ寄り道する頻度が高くなる傾向にあることがわかりました。
男の子は「友だち」と、女の子は「母親」とコンビニに行く
誰とコンビニに行くことが多いかについては、「母親」が47.6%と最も多く、次いで「友だち」が39.1%、「父親」が27.8%と続きました。
性別でみると、男の子では「友だち」が6割近く、女の子では「母親」が半数以上と最も多くなりました。
また、学年別でみると、小学校中学年・高学年では「母親」の回答が半数以上に達しましたが、中学生では「友だち」が6割以上、「自分一人だけ」が4割以上という結果になり、自分の意思で買い物をする子どもが増えることが推測されます。
2008年の調査結果との比較では、「母親」「父親」「兄弟・姉妹」「自分一人だけ」の回答が増加しました。
コンビニ利用目的1位は「お菓子を買いに」
コンビニに行く目的は、「お菓子を買いに」が78.2%と最も多く、「飲み物を買いに」が58.6%、「ご飯を買いに」が38.8%と続きました。
性別でみると、「お菓子を買いに」では男の子が6割台であったのに対し、女の子では8割を超えており、お菓子目当てのコンビニ利用は男の子よりも女の子に多いことがわかりました。
また、学年別でみると、全体的に中学生の回答が他の学年に比べ高くなっており、特に「飲み物を買いに」では7割以上、「時間つぶし」では4割を大きく超えていました。中学生におけるコンビニ利用目的の多様化は、生活スタイルの変化による影響の表れと言えるかもしれません。
7割以上の子どもが、一回のコンビニでの買い物代は500円以下と回答
コンビニでの一回の買い物代について聞いたところ、500円以下と回答した子どもが全体の7割以上に達することがわかりました。「101円~300円」が全体の34.1%と最も多く、次いで「301円~500円」が32.2%と続きます。性別でみると、男の子では500円以下が9割近くに達し、501円以上は1割程度でしたが、女の子では500円以下は6割台にとどまった一方、501円以上が3割を超えており、一回のコンビニ利用代は男の子より女の子の方が多いという結果でした。
コンビニに行く理由1位は「家、学校などの近くや通り道にあるから」で5割近く
コンビニに行く理由では、「家、学校などの近くや通り道にあるから」が全体の47.6%と最も多く、次いで「営業時間を気にしなくていいから」が30.9%、「商品の種類が多いから」が24.1%と続きました。
性別でみると、「商品の種類が多いから」では男の子は1割台でしたが、女の子では3割近くに達しており、男の子より女の子の方が品揃えを気にしているようです。
2008年の調査結果と比較してみると、「家、学校などの近くや通り道にあるから」や「営業時間を気にしなくていいから」といった項目で回答が増加しており、時間を気にせず何となく立ち寄ってしまう子どもが増加していることがうかがえる結果でした。
「コンビニ」は「何でもあって、いつでも開いていて、楽しい」
「コンビニ」のイメージについて聞いたところ、「何でもあって手軽に利用できる」「24時間営業でいつでも開いている」といった利便性を評価した意見や、「楽しい、美味しい、安い」といったポジティブな印象が多く挙げられた一方で、「怖い・危ない」といったシビアな回答もわずかに見られました。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/
■アンケート調査概要
調査目的 | 小中学生の『コンビニエンスストア』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2009年9月10日(木)~2009年9月14日(月) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドイン ターネット調査 |
調査協力 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 458名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」については、21名と少ないため、参考値として記録。
■「ネットマイルリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の400万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
■「キッズリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に38万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
■「サークルリンク」とは http://link.channel.or.jp/
2005年11月23日にサービスを開始した、小中学生を中心に38万人以上の会員が参加する情報交換サイトです。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。