小・中学生を対象に『エコ』についてアンケート調査
「エコ」の認知度は98.6%
株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、2009年7月21日(火)~7月24日(金)に、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『エコ』についてのアンケート調査を実施しました。
■アンケート結果特徴
- 「エコ」や「エコロジー」ということばを聞いたことがある子どもは全体の98.6%。小中学生の間でもエコに対する意識の向上が読み取れる結果に。
- 「エコ」のイメージ上位3位は「リサイクル」「省エネ」「環境保護」。具体的な活動としては、買い物袋の持参や、ペットボトルの回収など、身近なエコ活動が浸透している。
- 「エコ」に対する関心や意識が高まるのは、小学校高学年から。
- 思いつくエコ製品は、「エアコン」「冷蔵庫」などの大型家電や「自動車」で回答増加。過去の調査結果と比較して電化製品の回答が増加し、今年導入された「エコポイント」の認知度との関係がうかがえる結果になった。
■アンケート結果詳細
「エコ」や「エコロジー」ということばを聞いたことがある子どもは全体の98.6%
「エコ」や「エコロジー」ということばを聞いたことがあるかについて全体でみると、「はい」が全体の98.6%と、ほとんどの子どもたちが聞いたことがあると回答しました。
また、2007年、2008年の調査結果と比較してみると、「エコ」や「エコロジー」ということばを聞いたことのある子どもが年を追うごとに100%に近づいています。
エコ(環境問題)については「学校の授業」や「テレビやニュースなど」を通して学習
エコ(環境問題)についての学習経験について質問したところ、「学校の授業で学んだ」が全体の71.0%、「テレビやニュースなどで知った」が70.0%とかなり多く、特に小学校高学年や中学生で他の学年に比べ大幅に回答数が多くなっていました。小学校高学年や中学生にかけてエコや環境問題に接する機会が増えることが推測されます。
「エコ」のイメージ上位3位は、「リサイクル」「省エネ」「環境保護」
「エコ」と聞いて思いつくイメージについては、「リサイクル」が全体の88.4%と最も多く、次いで「省エネ」が76.3%、「環境保護」が71.4%と続き、とりわけ「省エネ」や「環境保護」では学年が上がるにつれ回答数が一気に多くなりました。
また、「だれでもできること」や「しなくてはいけないこと」でも学年が上がるにつれ回答が多くなっており、高学年層の「エコ」に対する意識の高まりや使命感の芽生えがうかがえます。
「買い物袋を持参する」子どもが6割近く、「エコ関連製品」に定着の兆し
実際にやっているエコについては、「買い物袋を持参している」が全体の56.6%と最も多く、次いで「ペットボトルをリサイクル回収している」「牛乳パックをリサイクル回収している」と気軽にできるエコ活動の回答が続きます。
性別でみると、「買い物袋を持参している」では男の子より女の子の回答数が多くなっています。
また、2007年、2008年の調査結果と比較してみると、「買い物袋の持参」や「エコ製品の購入」などで回答が若干増加しており、エコ関連の製品も定着化しつつあるようです。
小学校高学年や中学生で「リサイクル回収」や「省エネ」などでのエコ意識が向上
もっと取り組んでいくべきエコ活動について聞いたみたところ、「植林」が全体の63.9%と最も多く、次いで「街や川、海などのゴミを拾ってきれいにする」が59.2%、「ペットボトル、牛乳パック、発泡トレーなどのリサイクル回収」が58.4%と続きました。
性別でみると、「植林」では女の子よりも男の子、一方「リサイクル回収」では男の子よりも女の子の回答数が多くなっています。
また、学年別にみてみると、「リサイクル回収」や「省エネ」「省エネ電化製品の利用」では、学年が上がるにつれ回答が多くなっており、高学年層において家族で取り組むエコ活動の意識が向上している様子がうかがえました。
思いつくエコ製品、「エアコン」「冷蔵庫」などの大型家電や自動車で回答増加
思いつくエコ製品では、「エコバック」が全体の72.6%と最も多く、次いで「エアコン」が61.7%、「再生紙」が59.4%と続きました。
学年別にみると、「エアコン」「再生紙」「自動車」では小学校高学年、中学生の回答が多く見られました。
また、2007年、2008年の調査結果と比較してみると、「エアコン」「冷蔵庫」で回答が一気に増加した他、「自動車」も年々回答が増加傾向にあるなど、子ども達の間にも、社会全体のエコ活動が大きく影響しています。
「エコポイント」を知っている子どもが8割近く
「エコポイント」を知っているか聞いてみたところ、「はい」の回答が全体の76.7%と8割近くに達しました。
小学校高学年以上の子ども達の8割が制度を認知しているようです。
「エコポイント」を意識して買い物している家庭は4割未満
続けて「エコポイント」を意識して買い物をしているかどうかについて質問したところ、「はい」の回答は全体の36.5%と4割に満たない結果でした。
「エコポイント」という言葉は浸透していても、実際の行動にはまだあまりつながっていない、という現状を反映した結果といえそうです。
自由回答では、エコに対する関心の高さがあらわれる
新しいエコ活動について意見を挙げてもらったところ、「節電」や「ごみ」「リサイクル」に関する回答が多く見られたほか、「みんなで活動しよう」といった意識に訴える内容の回答も多く、子どもたちのエコに対する関心の高さが伝わってくる結果でした。
アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/
■アンケート調査概要
調査目的 | 小中学生の『エコ』についての意識を調査する |
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調査期間 | 2009年7月21日(火)~2009年7月24日(金) |
調査対象 | インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員 |
調査方法 | インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査 |
調査協力 | 株式会社ネットマイル |
調査項目 |
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有効回答数 | 514名 |
内訳 |
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※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。
※「小学校低学年」については、15名と少ないため、参考値として記録。
■「ネットマイルリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/
株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の400万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。
■「キッズリサーチ」とは http://research.netmile.co.jp/service/kidsresearch.html
「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に38万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。
従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。
■「サークルリンク」とは http://link.channel.or.jp/
2005年11月23日にサービスを開始した、小中学生を中心に38万人以上の会員が参加する情報交換サイトです。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。
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