2011年5月24日
株式会社バンダイナムコゲームス
株式会社ネットマイル

小・中学生を対象に『新学期』についてアンケート調査

進級にあたって心配なことは、“勉強”と“交友関係”

株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、2011年4月22日(金)~4月25日(月)に、小中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員を対象とした『新学期』についてのアンケート調査を実施しました。

アンケート結果特徴
  • 進級前に心配なことは“勉強”と“交友関係”。
  • 新学期に入っても“交友関係”について思い悩む子どもが1割以上。また女の子より男の子の方が“勉強”に不安を残している子どもが多い。
  • 男の子の方が「先生」と打ち解けるまでに時間がかかる。また、比較的低学年の生徒の中で「先生」との接し方に戸惑っている子どもがかなりいる。
  • 「算数・数学」「英語」を頑張りたい子どもは学年が上がるにつれ増加。中学生ではいずれも7割以上。
  • 小学校高学年と中学生において「宿泊学習・修学旅行」への期待が大きい。
  • 7割以上の子どもが4月にクラス替えを経験。
  • クラス替えで【よかったこと】の1位は“新しい友だちとの出会い”。【よくなかったこと】の1位は“仲良しとクラスが違うこと”。比較的女の子の方が友だちとの相性に敏感な様子。
  • 中学生の約3割が、進級して「おこづかいが増えた」「クラブを始めた」「行動範囲が広がった」と回答。
  • 英語の授業に対して思うことは、「単語や発音、文法が難しい」「ゲームや歌が楽しい」。
アンケート結果詳細
  • 進級前に心配なことは“勉強”と“交友関係”

    学年が上がる前に心配だったことについて質問したところ、「友だち」が全体の53.1%、「勉強」が50.8%と、ともに半数を超え、次いで「先生」が36.5%と続きました。

    性別でみると、男の子は「友だち」よりも「勉強」、女の子は「勉強」よりも「友だち」の回答が多く、男の子は“勉強”、女の子は“交友関係”に不安を感じていたようです。

    また、学年別でみると、「友だち」では学年が上がるにつれ回答が増加し、中学生では6割以上に達しました。さらに「勉強」が心配と回答する割合は、小学校中学年、高学年において4割前後であったのに対し、中学生では7割以上と非常に多く、進級前に“勉強”“交友関係”について心配している中学生が非常に多いことがわかります。

  • 進級後の“交友関係”“勉強”“先生”に対する心境の変化は?

    新学期に入っても“交友関係”について思い悩む子どもが1割以上。また性別では男の子、学年別では上の学年ほど“勉強”に不安を残している子どもが多くみられました。

    【友だち】

    全体では「心配なくなった」が47.9%、「少し心配」が40.5%、「とても心配」が11.6%という結果になりました。

    「とても心配」の回答について性別でみると、男の子は1割を大きく超えましたが、女の子は1割程度でした。また、学年別でみると、小学校高学年と中学生でともに1割を超えました。新学期に入っても引き続き“交友関係”について思い悩む子どもが1割以上みられることがわかりました。

    【勉強】

    全体では「心配しなくなった」が21.4%、「少し心配」が63.3%、「とても心配」が15.3%という結果になりました。

    「とても心配」の回答について性別でみると、男の子は2割以上、女の子は1割以上でした。また学年別でみると、小学校中学年、高学年ではともに1割程度だった一方、中学生では約2割と、学年が上がるにつれ回答が増えました。

    性別では男の子、学年別では上の学年ほど、“勉強”について不安を残している子どもが多いことがわかりました。

    【先生】

    全体では「心配しなくなった」が57.3%、「少し心配」が32.6%、「とても心配」が10.1%という結果になりました。

    性別でみると、男の子は「少し心配」が半数以上、一方女の子は「心配しなくなった」が半数以上と、女の子よりも男の子の方が「先生」と打ち解けるまでに時間がかかるようです。

    また、学年別でみると、「とても心配」は学年が上がるにつれ回答が減っており、比較的下の学年において「先生」との接し方にとまどっている子どもが多いことがわかりました。

    2010年の調査結果と比較してみると、「とても心配」の回答が減った一方、「少し心配」が増えました。

  • 中学生の7割以上が「算数・数学」「英語」を頑張りたいと前向きな姿勢

    新しい学年で頑張りたい科目について質問したところ、全体では「算数・数学」が63.9%でトップ。2位が「英語」52.7%、3位が「社会」49.2%、4位が「体育」48.0%、5位が「理科」43.9%という結果になりました。

    性別でみると、男の子では「理科」、女の子では「英語」「家庭科・技術家庭科」の回答が多くなりました。

    また、学年別でみると、「算数・数学」「英語」は学年が上がるにつれ回答が増加し、中学生ではいずれも7割を超えました。新しく勉強し始める科目や苦手意識を持ちやすい科目において、新しい学年で意欲的に頑張ろうとする子どもが多いと言えそうです。

  • 小学校高学年と中学生において「宿泊学習・修学旅行」への期待が大きい

    新しい学年で楽しみにしているイベントについて質問したところ、「宿泊学習・修学旅行」が全体の約6割と圧倒的。以下「運動会」、「遠足」がともに1割程度という結果になりました。

    性別でみると、男の子は「遠足」や「運動会」、一方女の子は「宿泊学習・修学旅行」の回答が多くなりました。とりわけ「宿泊学習・修学旅行」は女の子の回答が6割を大きく超えており、心待ちにしている女の子が多いことがうかがえます。

    また、学年別でみると、「遠足」や「運動会」は小学校中学年における人気が高く、ともに3割を大きく超えました。一方「宿泊学習・修学旅行」は小学校高学年で8割近く、中学生で6割と、圧倒的な支持を集めていることがわかりました。

  • この春クラス替えを経験した子どもが7割以上

    4月にクラス替えがあったかについて質問したところ、「あった」が全体の74.6%、「なかった」が25.4%という結果になりました。

    学年別でみると、この春にクラス替えを経験したのは小学校中学年で6割以上、小学校高学年と中学生ではともに8割近くに達しました。

  • クラス替えをして「よかったこと」「よくなかったこと」は?

    【よかったこと】は“新しい友だちとの出会い”。

    【よくなかったこと】は“仲良しとクラスが違うこと”と、新しいクラスの仲間に対する期待と戸惑いが、結果に表れました。

    【よかったこと】

    「新しい友だちができたこと」が全体の55.2%と最も多く、次いで「仲のいい友だちと同じクラスになったこと」が49.5%、「苦手な友だちと別のクラスになったこと」が34.9%、「担任の先生が変わったこと」が33.5%という結果になりました。

    性別でみると、「新しい友だちができたこと」や「苦手な友だちと別のクラスになったこと」で男の子よりも女の子の回答が多くみられました。比較的女の子の方が友だちとの相性に敏感であることがうかがえます。

    【よくなかったこと】

    「仲のいい友だちと別のクラスになったこと」が全体の53.6%と最も多く、次いで「苦手な友だちと同じクラスになったこと」が34.1%、「担任の先生が変わったこと」が23.9%、「あたらしい友だちができないこと」が8.2%という結果になりました。

    性別でみると、「仲のいい友だちと別のクラスになったこと」「苦手な友だちと同じクラスになったこと」「担任の先生が変わったこと」で男の子よりも女の子の回答が多くみられました。

  • 中学生の約3割が進級して「おこづかいが増えた」「クラブを始めた」「行動範囲が広がった」と回答

    進級して変わったことについて質問したところ、「おこづかいが増えた」が全体の25.6%と最も多く、次いで「学校でクラブを始めたり、増えた」が24.2%、「行動範囲が増えた」が24.0%という結果になりました。

    性別でみると、男の子は「学校でクラブを始めたり、増えた」、一方女の子は「行動範囲が増えた」の回答が多めでした。

    また、学年別でみると、「おこづかいが増えた」や「行動範囲が増えた」では学年が上がるにつれ回答が増加しました。さらに「学校でクラブを始めたり、増えた」では小学校中学年と中学生においてともに3割程度と、小学校高学年に比べ多くなりました。

    2010年の調査結果と比較してみると、「学校でクラブを始めたり、増えた」や「おこづかいが増えた」の回答が若干増加しました。

  • 英語の授業に対して思うこと「単語や発音、文法が難しい」、「ゲームや歌が楽しい」

    英語の授業があると回答した子どもを対象に、英語の授業で楽しいことや大変だと思うことについて質問しました。

    「単語や発音、文法を覚えるのが難しくて大変」といったネガティブな意見が多くみられたものの、「ゲームをしたり歌を歌ったりして楽しい」といった、英語の授業を満喫していることがうかがえる回答も多く挙げられました。

    また、「先生が英語しか話さないので理解するのが大変」といった回答と「外国語指導助手の先生の授業がとても楽しい」といった回答が同数程度みられました。英語を教える先生方がどのような授業をするのかが、子どもたちの英語に対する興味や意欲に大きな影響を与えるといえそうです。

アンケートの詳細はネットマイルリサーチのホームページをご確認ください。
http://research.netmile.co.jp/voluntary/

アンケート結果概要
調査目的 小中学生の『新学期』についての意識を調査する
調査期間 2011年4月22日(金)~2011年4月25日(月)
調査対象 インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員
調査方法 インターネットリサーチサービス「キッズリサーチ」を用いたクローズドインターネット調査
調査実施 株式会社ネットマイル
調査項目
  • 学年が上がるまえにしんぱいだったことはなんですか?
  • 学年が上がるまえにしんぱいだったことは、新学期になってどうですか?
  • あたらしい学年でがんばりたいかもくはなんですか?
  • あたらしい学年でいちばん楽しみにしているイベントはなんですか?
  • 4月にクラスがえはありましたか?
  • クラスがえをしてどうでしたか?
  • 学年がかわって何か新しくかわったことはありますか?
  • 英語の授業(じゅぎょう)がある人に質問です。
    英語の授業(じゅぎょう)でたのしいことや、たいへんだとおもうのはどんなところですか?
有効回答数 488名
内訳
  • 「男子」94名(19.3%) 「女子」394名(80.7%)
  • 「小学1年生」 2名( 0.4%)
  • 「小学2年生」 8名( 1.6%)
  • 「小学3年生」 26名( 5.3%)
  • 「小学4年生」 42名( 8.6%)
  • 「小学5年生」 82名(16.8%)
  • 「小学6年生」148名(30.3%)
  • 「中学1年生」102名(20.9%)
  • 「中学2年生」 51名(10.5%)
  • 「中学3年生」 27名( 5.5%)

※小学1~2年を「小学校低学年」、小学3~4年を「小学校中学年」、小学5~6年を「小学校高学年」、中学1~3年を「中学生」として、4つの区分の比較結果をレポート。

※「小学校低学年」の回答数は10名と少ないため、参考値として記録。

「ネットマイルリサーチ」とはhttp://research.netmile.co.jp/

株式会社ネットマイルが運営するインターネット上のリサーチサービスです。
共通ポイントプログラム「ネットマイル」の433万人にものぼる累計登録会員を調査モニターとして活用しています。

「ネットマイルリサーチ」を活用した、小中学生を中心に45万人以上の会員が参加する情報交換サイト「サークルリンク」会員が対象のインターネットリサーチサービスです(サービス開始は2006年11月29日)。

従来、小中学生向けに市場調査(マーケティング・リサーチ)を行う場合、郵送や電話調査といった、ご両親が本人の代理で回答を行う方式が大半を占めているため、実際に小中学生からの回答を得ることが非常に困難でした。また、アンケートの実施期間もかかるため、サンプル数も限られていました。「キッズリサーチ」では、インターネットを利用して、直接小中学生が回答を入力・送信するため、今まで聞けなかった小中学生の“生の声”を迅速に取得することができます。今後も毎月、小中学生を対象にさまざまな切り口でアンケート調査を実施します。

「サークルリンク」とはhttp://link.channel.or.jp/

小中学生を中心に45万人以上の会員が参加する情報交換サイト。2005年11月23日にサービスを開始しました。日記やマンガ、ゲームなどすべてが無料で遊べるほか、実際の企業が監修したコンテンツでお仕事体験ができる「サークルリンクお仕事タウン」など、楽しくネットリテラシーと社会活動が学べるサービスを提供しています。

■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先

株式会社ネットマイル 広報担当 : 金子

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URL: http://www.netmile.co.jp/

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